ギターエフェクターの繋ぎ順を解説|歪み・コーラス・ディレイ・リバーブの基本

エフェクター繋ぎ順 ギター機材・音作り

横山貢介ギター教室では、演奏技術だけでなく、アンプやエフェクターを使った音作りについてもレッスンしています。
「エフェクターを買ったけれど繋ぎ方が分からない」「思ったような音にならない」という方も、使用機材を確認しながら一緒に整理できます。

横浜・長津田・オンラインでマンツーマンレッスンを行っています。

エフェクターを何台か使うようになると、

「エフェクターって、どの順番で繋げばいいの?」

「歪みの前と後で音は変わる?」

「ディレイやリバーブはどこに置けばいい?」

と迷うことがあります。

ギタリストは機材が好きな方も多く、レッスンに来られる生徒さんの中にも立派なエフェクターボードを組んでいる方がいらっしゃいます。

しかし、せっかく良いエフェクターを持っていても、繋ぐ順番によっては思っているような効果を得られないことがあります。

エフェクターは、並べる順番によってサウンドが変わります。

この記事では、

  • 歪み系
  • コンプレッサー
  • ワウペダル
  • コーラス
  • ディレイ
  • リバーブ
  • ボリュームペダル

などを使った、基本的なエフェクターの繋ぎ順について解説します。

アンプで歪ませる場合のSEND・RETURNについても後半で紹介します。


エフェクターの基本的な繋ぎ順

まずは代表的な繋ぎ方を確認してみましょう。

基本形としては、

ギター
↓
コンプレッサー
↓
歪み系
↓
コーラス
↓
ディレイ
↓
リバーブ
↓
アンプ

という順番があります。

もちろん、これは絶対的なルールではありません。

エフェクターは順番を変えることで音が変わるため、最終的には自分の好みで決めても構いません。

ただ、

「まずどこから試せばいいかわからない」

という場合は、この基本形から始めると音を整理しやすくなります。


まずは代表的なエフェクターの種類を知っておこう

繋ぎ順を考える前に、今回登場する代表的なエフェクターを簡単に確認しておきます。

1.歪み系エフェクター

オーバードライブやディストーションなど、ギターの音を歪ませるエフェクターです。

アンプの音をプッシュするために使用するブースターも、今回の記事では歪み系として考えます。

歪み系を複数使用する場合は、並べる順番によってサウンドがかなり変化します。


2.ディレイ

ディレイは、簡単にいうと「やまびこ」のような効果を作るエフェクターです。

弾いた音の後から同じ音が追いかけてきます。

サウンドに、

  • 広がり
  • 奥行き
  • 厚み

を加えることができます。

設定によっては単純に音を広げるだけでなく、ディレイそのものをフレーズの一部として使うこともできます。


3.コーラス

コーラスは、音に揺らぎや広がりを加えるエフェクターです。

ギター1本でも、複数の音が鳴っているような広がりを作ることができます。


4.リバーブ

リバーブは「残響」を加えるエフェクターです。

お風呂場や大きなホールで音を出した時に、音が空間に残るような感覚をイメージすると分かりやすいと思います。

アンプに最初からリバーブが搭載されている場合もあります。


5.コンプレッサー

コンプレッサーは音を圧縮し、音量差を整えるために使われるエフェクターです。

演奏した音の粒を整えたい場合などにも使用されます。


6.ワウペダル

ワウペダルは、足元のペダルを操作することで音の周波数を変化させ、

「ワウワウ」

という特徴的なサウンドを作るエフェクターです。

ワウは置く場所によってかなりキャラクターが変わるので、後ほど詳しく説明します。


7.ボリュームペダル

ボリュームペダルは、足元でギターの音量をコントロールするためのペダルです。

一見シンプルですが、

どこに置くかによって動作が変わる

という面白いペダルでもあります。


ポイント1|歪み系を複数使う場合は順番で音が変わる

オーバードライブやディストーション、ブースターなどを複数使っている方は多いと思います。

例えば、

歪み系1 → 歪み系2

と、

歪み系2 → 歪み系1

では、両方をONにした時のサウンドが変わります。

特に2台の歪みを重ねて使用する場合は、

「どちらを前にするか」

を実際に入れ替えて試してみることをおすすめします。

どちらが正解ということではなく、

自分が欲しい音になる組み合わせを探すこと

が重要です。

ブースターを使っている場合も、

  • 歪みの前に置く
  • 歪みの後ろに置く

ことで効果が変わります。

ペダルボードを組んだ時に一度決めたら終わりではなく、実際に音を出しながら入れ替えてみると新しい発見があると思います。


ポイント2|コーラス・ディレイ・リバーブは基本的に歪みの後ろから試す

コーラス・ディレイ・リバーブなどは、一般に「空間系」と呼ばれることがあります。

今回の基本的な繋ぎ方では、

歪み系
↓
コーラス
↓
ディレイ
↓
リバーブ

という順番にしています。

特にディレイやリバーブは、

まずは歪みを作った後に配置する

ところから試してみると、サウンドを整理しやすくなります。

例えば、

歪んだギターサウンドにディレイを加える

という考え方です。

ロックやフュージョンなどでリードギターにディレイを使う場合にも、この考え方は分かりやすいと思います。

もちろん、あえて順番を変えて特殊なサウンドを作る方法もあります。

基本を理解したうえで、いろいろ試してみましょう。

エフェクターの音作りで迷っている方へ

エフェクターは種類だけでなく、繋ぐ順番やアンプとの組み合わせによってもサウンドが大きく変わります。

横山貢介ギター教室では、実際に使用している機材を確認しながら、

  • エフェクターの繋ぎ順
  • 歪みの作り方
  • ディレイ・リバーブの設定
  • アンプとの組み合わせ
  • バンドやセッションでの音作り

などもレッスンできます。

「機材は揃えたけれど、どう使えばいいのか分からない」という方もお気軽にご相談ください。


ポイント3|ボリュームペダルは置く位置によって役割が変わる

ボリュームペダルは、置く場所によって効果が変わります。

ここは意外と重要です。

歪み系の前に置く場合

ボリュームペダルを歪み系の前に置くと、歪みに送る信号量をコントロールできます。

そのため、ペダルを操作することで歪み量も変化します。

これはギター本体のボリュームノブを操作した時と似た考え方です。


歪み系の後に置く場合

歪みを作った後ろにボリュームペダルを配置すると、歪み量を大きく変えずに音量を調整しやすくなります。

つまり、

歪みのキャラクターを残しながら音量をコントロールしたい

場合に使いやすい配置です。


歪み系の後・空間系の前に置く方法

もうひとつおすすめなのが、

歪み系
↓
ボリュームペダル
↓
ディレイ・リバーブ

という配置です。

この位置にすると、ボリュームペダルを下げてもディレイやリバーブの残響を残すことができます。

音量を一気に下げた時にも残響が残るため、自然な消え方を作りやすくなります。

個人的にも使いやすい配置です。


ポイント4|ワウペダルは歪みの前後でサウンドが変わる

ワウペダルも、歪み系の前に置くか後ろに置くかで効果が変化します。

例えば、

ワウ → 歪み

と、

歪み → ワウ

では、かなり違ったサウンドになります。

歪ませた後にワウをかけると、より強烈で過激なワウ効果を得られる場合があります。

このあたりは好みが大きいので、

実際に前後を入れ替えて試してみる

のがおすすめです。

「定番の位置だから」と決めつけず、自分の演奏スタイルに合う方を選んでみてください。


アンプで歪ませる場合はSEND・RETURNも確認しよう

ここまでは、エフェクターで歪ませる場合の基本的な繋ぎ順を紹介しました。

では、

アンプ本体で歪みを作っている場合

はどうでしょうか。

アンプによっては、

  • SEND
  • RETURN

と呼ばれるエフェクトループが搭載されています。

この場合、

ギター
↓
アンプのプリアンプで歪ませる
↓
SEND
↓
コーラス
↓
ディレイ
↓
リバーブ
↓
RETURN

という使い方ができます。

アンプで歪みを作る場合でも、

歪みを作った後に空間系をかけたい

という考え方は同じです。

そのため、アンプのSEND・RETURNを使用して、コーラス・ディレイ・リバーブなどを接続する方法があります。

ハイゲインアンプなど、アンプ側で大きく歪ませている場合は特に試してみてください。

※SEND・RETURNの仕様はアンプによって異なるため、使用しているアンプの説明書も確認してください。


マルチエフェクターやアンプシミュレーターでも考え方は同じ

最近では、コンパクトエフェクターだけでなく、

  • マルチエフェクター
  • アンプシミュレーター
  • デジタルモデラー

を使っている方も多いと思います。

実機のペダルをケーブルで繋いでいなくても、内部ではエフェクターの順番を自由に並べ替えられる機種があります。

例えば、

アンプシミュレーターで歪みを作っているのに、ディレイやリバーブがその前に配置されている

というケースもあります。

「なんとなく音がまとまらない」

という時には、

エフェクトブロックの並び順

を一度確認してみましょう。

エフェクターの種類を増やす前に、順番を変えるだけでサウンドが改善することもあります。


エフェクターの繋ぎ順に絶対の正解はない

ここまで基本的な繋ぎ順を紹介しましたが、エフェクターには絶対的な正解があるわけではありません。

今回紹介した、

コンプレッサー
↓
歪み
↓
コーラス
↓
ディレイ
↓
リバーブ

という並びも、まず試しやすい基本形のひとつです。

実際には、

「ディレイを歪みの前に置いた音が好き」

「ワウは歪みの後ろが好き」

「ブースターはこの位置がいい」

など、ギタリストによって好みは違います。

大切なのは、

順番を変えると音が変わることを理解したうえで、自分の好きな音を選ぶこと

です。


自分のエフェクターボードを一度見直してみよう

エフェクターボード

エフェクターボードは、一度組むとなかなか並び順を変更しなくなります。

ですが、

「最近なんとなく音が気に入らない」

「新しいペダルを買ったけれど、思ったほど良くならない」

という時には、新しい機材を買う前に一度繋ぎ順を確認してみてください。

順番を少し変えるだけでも、サウンドが大きく変わることがあります。

機材は「何を使うか」だけではなく、

どのように組み合わせて使うか

も大切です。


横山貢介ギター教室では音作りもレッスンしています

横山貢介ギター教室では、ギターの演奏技術や音楽理論だけでなく、アンプやエフェクターを使った音作りについてもレッスンしています。

「エフェクターを買ったけれど使い方が分からない」

「ペダルボードを組んだけれど音がまとまらない」

「ライブやセッションで良い音を出したい」

「アンプが変わると音作りが分からなくなる」

という方も大丈夫です。

使用している機材や演奏スタイルを確認しながら、一人ひとりに合った音作りを一緒に考えていきます。

横浜・長津田・オンラインでマンツーマンレッスンを行っています。

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まとめ|エフェクターは繋ぐ順番でも音が変わる

今回は、ギターエフェクターの基本的な繋ぎ順について解説しました。

まず覚えておきたい基本形は、

ギター
↓
コンプレッサー
↓
歪み系
↓
コーラス
↓
ディレイ
↓
リバーブ
↓
アンプ

です。

さらに、

歪み系の順番

ワウの位置

ボリュームペダルの位置

アンプのSEND・RETURN

によってもサウンドは変化します。

今使っているエフェクターボードを一度見直して、ぜひいろいろな順番を試してみてください。

機材を買い足さなくても、繋ぎ順を変えるだけで今までとは違ったサウンドが見つかるかもしれません。

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