「ギターのスケールは覚えたけれど、アドリブになると何を弾けばいいのかわからない」
「バッキングトラックを流しても、結局スケールを上から下まで弾くだけになってしまう」
「いつも同じようなフレーズになってしまう」
このような悩みを持っている方は多いと思います。
ギターのアドリブは、スケールを覚えただけですぐに弾けるようになるものではありません。
スケールを覚えることはもちろん大切ですが、それに加えてフレーズの引き出しを増やしたり、実際の曲やバッキングトラックに合わせたり、人と一緒に演奏したりする経験が必要です。
この記事では、ギターのアドリブができない主な原因と、初心者がアドリブを弾けるようになるための練習方法を順番に解説していきます。
ギターのアドリブができない主な原因
まずは、なぜアドリブができないのかを考えてみましょう。
アドリブが苦手な方には、いくつか共通する原因があります。
スケールを覚えただけになっている
アドリブを始めるときに、最初にペンタトニックスケールなどを覚える方は多いと思います。
もちろん、スケールを覚えることは大切です。
ただし、スケールのポジションを覚えて上下に弾けるようになっただけでは、なかなか「音楽らしいアドリブ」にはなりません。
スケールは、いわばアドリブで使える音の材料です。
料理で材料を揃えただけでは料理が完成しないのと同じで、そこからどの音を選び、どんなリズムで、どんな順番で弾くのかを覚えていく必要があります。
フレーズの引き出しが少ない
「スケールは覚えたのに何を弾けばいいかわからない」という場合は、フレーズの引き出しが少ないことも原因のひとつです。
最初からすべて自分でフレーズを作ろうとする必要はありません。
好きなギタリストの演奏やブルースなどから短いフレーズを覚え、それを実際のアドリブの中で使ってみましょう。
覚えたフレーズのリズムを変えたり、音を少し変えたりしていくことで、少しずつ自分のフレーズになっていきます。
コード進行を意識せずに弾いている
アドリブでは、使えるスケールだけではなく、バックで鳴っているコードを聴くことも重要です。
同じスケールを使っていても、コードが変われば心地よく聞こえる音も変わります。
最初から難しい音楽理論をすべて覚える必要はありませんが、慣れてきたらコード進行やコードトーンについても少しずつ勉強していくと、アドリブの幅が広がります。
実際に曲に合わせて弾く経験が少ない
スケール練習やフレーズ練習だけをしていても、実際のアドリブはなかなか上達しません。
なぜならアドリブでは、
「今この瞬間に何を弾くか」
を判断しながら演奏する必要があるからです。
バッキングトラックや実際の曲に合わせて弾いたり、セッションで他の人と演奏したりする経験を積むことがとても大切です。
ギターアドリブができるようになる5つの練習方法
ここからは、初心者の方が実際にアドリブを弾けるようになるための練習方法を順番に紹介します。
1.まずはペンタトニックスケールを覚える
アドリブ初心者の方は、まずペンタトニックスケールから始めるのがおすすめです。
ペンタトニックスケールはロックやブルースをはじめ、さまざまなジャンルのアドリブで使われています。
最初から指板全体を覚えようとする必要はありません。
まずはひとつのポジションを覚えて、バッキングトラックに合わせて自由に音を出してみましょう。
大切なのは、ポジションを覚えること自体をゴールにしないことです。
スケールを覚えたら、必ず実際の音楽の中で使ってみてください。
慣れてきたらメジャースケールやマイナースケールなども覚えていくと、さらにアドリブの幅を広げられます。
2.ブルースでフレーズの引き出しを増やす
スケールを覚えたら、次は短いフレーズを覚えて引き出しを増やしていきましょう。
特にアドリブ初心者の方にはブルースがおすすめです。
ブルースにはペンタトニックスケールを使った短いフレーズがたくさんあり、ロックやジャズなど他のジャンルにも応用できます。
練習するときは、好きなギタリストのフレーズをコピーするのも良い方法です。
ただし、フレーズを丸暗記して終わりにするのではなく、
「最後の音を変えてみる」
「リズムを変えてみる」
「同じフレーズを違う場所から始めてみる」
など、少しずつアレンジしてみましょう。
ひとつのフレーズからいくつものバリエーションを作れるようになると、アドリブで使える引き出しが一気に増えていきます。
3.バッキングトラックに合わせてアドリブする
フレーズを覚えたら、実際にバッキングトラックに合わせて弾いてみましょう。
最初は上手に弾こうとしなくても大丈夫です。
例えばAマイナーのバッキングトラックなら、Aマイナーペンタトニックのひとつのポジションだけでも構いません。
ここで意識したいのは、音数を増やしすぎないことです。
たくさん音を弾くことよりも、
「短いフレーズを弾く」
↓
「少し間を空ける」
↓
「次のフレーズを弾く」
という練習をしてみてください。
アドリブでは、弾かない時間も音楽の一部です。
覚えたフレーズをバッキングトラックの中で実際に使ってみることで、少しずつ「練習したフレーズ」から「自分のアドリブ」へ変わっていきます。
4.実際に人とセッションする
バッキングトラックである程度弾けるようになったら、ぜひ他の人とも演奏してみてください。
実際のセッションでは、毎回まったく同じ演奏にはなりません。
ドラムのリズムやベースライン、他の楽器の演奏を聴きながら、その場で自分の演奏を変えていきます。
これは一人での練習だけでは、なかなか身につけにくい感覚です。
最初は思うように弾けなくても構いません。
実際に人と演奏する経験を重ねることで、
「相手の音を聴く → 自分のフレーズを弾く → 相手の演奏に反応する」
という、本来の意味でのアドリブが少しずつ身についていきます。
当教室でも、実際に音を出しながら学べるセッション・アンサンブルセミナーを開催しています。

当教室では、アドリブやセッションで実際に使える演奏方法もレッスンしています。
→ レッスン内容・コースについて詳しくはこちら
5.曲のレパートリーと音楽理論を少しずつ増やす
ブルースなどでアドリブに慣れてきたら、他の曲にも挑戦してみましょう。
いろいろな曲を演奏すると、コード進行やリズム、使われているフレーズなどにも違いがあることに気づくと思います。
そこで必要になってくるのが音楽理論です。
ただし、初心者の段階から難しい理論をすべて覚える必要はありません。
実際に曲を演奏して、
「なぜこの音が合うんだろう?」
「このコードでは、どの音を狙えばいいんだろう?」
と疑問が出てきたときに、その都度必要な理論を覚えていく方法でも十分です。
ペンタトニックスケールだけでなく、メジャースケールやマイナースケール、コードトーンなども少しずつ覚えていくと、アドリブのレパートリーがさらに増えていきます。
ギターアドリブは「覚える→真似する→実際に使う」の繰り返し
ギターのアドリブができるようになるために大切なのは、スケールをたくさん暗記することだけではありません。
基本的には、
- スケールを覚える
- 好きなギタリストなどからフレーズを覚える
- バッキングトラックで使ってみる
- 実際に人と演奏する
- 曲や音楽理論の知識を増やす
この繰り返しです。
特に大切なのは、覚えたことを実際の演奏で使うことです。
最初は思うように弾けないかもしれません。
しかし、短いフレーズでも構わないので実際の曲の中で何度も使っていると、少しずつ考えなくてもフレーズが出てくるようになります。
アドリブは「知っている」ことと「実際に弾ける」ことが大きく違います。
焦らず、実際に音を出しながら練習を続けてみてください。
一人で練習していてアドリブが上達しない方へ
「スケールは覚えたけれど、そこから何を練習すればいいかわからない」
「YouTubeを見ながら練習しているけれど、自分の弾き方が合っているかわからない」
「アドリブやセッションを実際に経験してみたい」
という方は、一度レッスンで一緒に演奏してみるのもおすすめです。
横山貢介ギター教室では、生徒さんのレベルや目標に合わせて、スケールやフレーズの練習だけでなく、実際の曲を使ったアドリブやセッションで使える演奏方法もレッスンしています。
一人ひとり「できない原因」は違います。
今の演奏を確認しながら、必要な練習を一緒に整理していきます。
独学で伸び悩んでいる方
ジャズやブルースを弾けるようになりたい方へ
横浜・長津田・オンラインで
ギターの個人レッスンを行っています。
当教室の生徒さんは
30代〜60代の趣味ギタリストが中心です。
こんな方が通っています
-
- 独学で伸び悩んでいる
-
- ジャズのアドリブを弾けるようになりたい
-
- セッションに参加してみたい





コメント