ジャズギター初心者が覚えるべき4つのコード|maj7・m7・7th・m7♭5を解説

ジャズコード初心者が覚えるべき4つ ギター初心者レッスン

「ジャズギターを始めたいけど、コードが多すぎて覚えられない」

「maj7、m7、7th、m7♭5など、名前を見ただけで難しそうに感じる」

「ジャズっぽいコードを弾きたいけど、何から覚えればいいか分からない」

このように感じている方も多いのではないでしょうか。

ジャズでは、たしかに複雑なコードがたくさん出てきます。

テンションコード、オルタードコード、ディミニッシュコード、代理コードなど、最初から全部を覚えようとすると大変です。

ですが、ジャズギター初心者の方が最初に覚えるべきコードは、まずは大きく分けて4種類です。

それが、

  • maj7
  • m7
  • 7th
  • m7♭5

の4つです。

この4つを覚えるだけでも、ジャズスタンダードでよく使われるコード進行をかなり理解しやすくなります。

特に、ジャズで頻繁に登場する「ii-V-I進行」を弾くためには、この4種類のコードがとても重要です。

この記事では、ジャズギター初心者の方に向けて、最初に覚えるべき4つのコードの意味、響き、役割、練習方法を分かりやすく解説します。

横浜・長津田・オンラインでジャズギターを学びたい方や、独学でコードに悩んでいる方も、ぜひ参考にしてみてください。

ジャズギター初心者がまず覚えるべき4つのコード

ジャズギター初心者の方が最初に覚えたいコードは、次の4種類です。

コード読み方響き・役割使用例
maj7メジャーセブン明るく柔らかい響き。安定感があるCmaj7、Fmaj7
m7マイナーセブン落ち着いた響き。ii-V-Iのiiでよく使うDm7、Am7
7thセブンス緊張感があり、次のコードへ進みたくなるG7、E7
m7♭5マイナーセブンフラットファイブ不安定で暗い響き。マイナーキーで重要Bm7♭5

最初から難しいテンションコードをたくさん覚える必要はありません。

まずはこの4種類のコードをしっかり覚えることで、ジャズのコード進行がかなり整理しやすくなります。

特に、maj7、m7、7thはジャズだけでなく

ポップス、ボサノバ、ブルース、ファンクなどでもよく使われます。

m7♭5は少し難しく感じるかもしれませんが、マイナーキーのジャズやボサノバでは非常に重要なコードです。

maj7コード|明るく柔らかいジャズらしい響き

まず覚えたいのが、maj7コードです。

maj7は「メジャーセブン」と読みます。

Cmaj7であれば、構成音は、

  • C
  • E
  • G
  • B

です。

通常のメジャーコードに、メジャー7thの音を加えたコードです。

maj7コードは、ジャズ特有の柔らかく明るい響きを持っています。

ポップスの明るいメジャーコードよりも、少し大人っぽく、おしゃれな印象になります。

ジャズでは、曲の落ち着きどころや安定する場所でよく使われます。

たとえば、Cキーのii-V-I進行では、最後のIのコードとしてCmaj7が登場します。

Dm7 → G7 → Cmaj7

このCmaj7が、進行の着地点になります。

ジャズギター初心者の方は、まずCmaj7やFmaj7など、よく出てくる形から覚えると良いです。

maj7の響きに慣れてくると、普通のメジャーコードとの違いも分かりやすくなります。


m7コード|落ち着いた響きの基本コード

次に覚えたいのが、m7コードです。

m7は「マイナーセブン」と読みます。

Dm7であれば、構成音は、

  • D
  • F
  • A
  • C

です。

m7コードは、落ち着いた響きや、少し哀愁のある雰囲気を持っています。

ジャズでは、ii-V-I進行のiiのコードとして非常によく使われます。

キーCの場合は、

Dm7 → G7 → Cmaj7

のDm7がiiのコードです。

このDm7は、ジャズスタンダードやボサノバでも頻繁に登場します。

初心者の方は、まずDm7、Am7、Em7あたりから練習すると覚えやすいです。

m7コードは、アドリブやコードトーン練習にもつながる重要なコードなので、早めに慣れておきましょう。


7thコード|次のコードへ進む力を持つコード

3つ目は、7thコードです。

7thコードは、単に「セブンスコード」と呼ばれることもあります。

G7であれば、構成音は、

  • G
  • B
  • D
  • F

です。

7thコードの特徴は、緊張感のある響きです。

このコードは、次のコードへ進みたくなる力を持っています。

たとえば、

G7 → Cmaj7

という進行では、G7の緊張感がCmaj7で解決します。

この「緊張から解決へ」という流れは、ジャズのコード進行を理解するうえでとても大切です。

また、7thコードはジャズだけでなく、ブルースやファンクでもよく使われます。

ブルースギターで7thコードをどのように使うのか知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

関連記事:ブルースギター初心者完全ガイド

E7、A7、D7、G7などは、さまざまなジャンルで登場します。

ジャズでは、7thコードに9th、13th、♭9、♯9などのテンションを加えることもあります。

ただし、初心者の段階では、まず基本の7thコードをしっかり押さえることが大切です。

m7♭5コード|マイナーキーで重要なコード

4つ目は、m7♭5コードです。

m7♭5は「マイナーセブンフラットファイブ」と読みます。

「ハーフディミニッシュ」と呼ばれることもあります。

Bm7♭5であれば、構成音は、

  • B
  • D
  • F
  • A

です。

m7♭5は、少し暗く、不安定な響きを持っています。

初心者の方には少し難しく感じるかもしれませんが、ジャズやボサノバではとても重要なコードです。

特に、マイナーキーのii-V-I進行でよく使われます。

たとえばAマイナーのii-V-Iでは、

Bm7♭5 → E7 → Am

のように使われます。

このBm7♭5が、マイナーキーのiiのコードです。

最初は押さえにくく感じるかもしれませんが、ジャズギターを学ぶうえでは避けて通れないコードです。

まずは1つのフォームだけでも良いので、ゆっくり覚えていきましょう。


独学でジャズコードに悩んでいる方へ

ジャズギターのコードは、最初はとても難しく見えます。

特に、maj7、m7、7th、m7♭5の違いを理解しないまま形だけ覚えてしまうと、曲の中で使いにくくなります。

横山貢介ギター教室では、横浜・長津田・オンラインで、ジャズギター初心者の方にも分かりやすくコードの仕組みをレッスンしています。

コードフォームだけでなく、

  • コードの響きの違い
  • コードトーン
  • ii-V-I進行
  • 3ノートボイシング
  • ジャズの伴奏
  • アドリブへのつなげ方

まで、一人ひとりのレベルに合わせてサポートしています。

「コードが多すぎて何から覚えればいいか分からない」という方は、無料体験レッスンをご活用ください。

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4つのコードを覚えたらii-V-I進行を弾いてみよう

maj7、m7、7th、m7♭5を覚えたら、次は実際のコード進行で練習してみましょう。

ジャズギター初心者の方にまずおすすめなのが、ii-V-I進行です。

ii-V-I進行は、ジャズで非常によく使われる定番進行です。

キーCの場合は、

Dm7 → G7 → Cmaj7

です。

この進行の中には、今回紹介した4つのうち、

  • m7
  • 7th
  • maj7

の3種類が含まれています。

Dm7ーii、G7ーV、Cmaj7ーIです。

この進行をスムーズに弾けるようになると、ジャズスタンダードのコード進行がかなり理解しやすくなります。

最初は1小節ずつゆっくり弾いてみましょう。

| Dm7 | G7 | Cmaj7 | Cmaj7 |

慣れてきたら、メトロノームを使ってテンポを少しずつ上げていきます。

大切なのは、速く弾くことではありません。

コードの響きを聴きながら、次のコードへ自然につなげることです。


マイナーキーのii-V-Iも練習しよう

m7♭5を使う進行として、マイナーキーのii-V-Iも練習してみましょう。

たとえばAマイナーの場合は、

Bm7♭5 → E7 → Am

です。

この進行では、Bm7♭5がii、E7がV、AmがIにあたります。

メジャーキーのii-V-Iよりも暗く、少し緊張感のある響きになります。

ボサノバやジャズバラードでもよく出てくるので、少しずつ慣れておくと良いです。

最初はフォームが難しく感じるかもしれませんが、ゆっくり確認すれば大丈夫です。

m7♭5の響きに慣れてくると、マイナーキーのジャズらしさが分かりやすくなります。

メジャー、マイナーのⅡーⅤの連結のコード進行が下記です!

4種類のコードすべてが登場して、ジャズで頻繁に出てくるコード進行ですので

練習には最適です!

コードボイシングでジャズらしい響きを作ろう

4つのコードを覚えたら、次に意識したいのがコードボイシングです。

コードボイシングとは、コードの音をどのように並べて鳴らすかという考え方です。

同じCmaj7でも、押さえる場所や音の並びを変えることで、響きは大きく変わります。

たとえば、低い音を多く含むフォームでは温かい響きになり、高い音を中心にしたフォームでは軽く透明感のある響きになります。

ジャズギターでは、すべての弦を鳴らす大きなコードフォームよりも、3音や4音でコンパクトに弾くことが多いです。

特に、3ノートボイシングは初心者にも取り組みやすく、ジャズの伴奏でとても使いやすい考え方です。

フォームを丸暗記するだけでなく、

  • どこにルートがあるのか
  • 3度はどこか
  • 7度はどこか
  • 次のコードへどう動くのか

を少しずつ確認していきましょう。

3ノートボイシングについて詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

関連記事:ギターボイシングとは?初心者向けに3ノートボイシングの覚え方と使い方を解説


ジャズギターコードを理論から理解しよう

コードフォームを覚えるだけでも、ある程度は曲を弾くことができます。

しかし、ジャズギターをさらに深く理解するには、コードの中身も少しずつ見ていくことが大切です。

特に重要なのが、コードトーンです。


コードトーンの考え方を身につける

コードトーンとは、そのコードを構成している音のことです。

たとえばCmaj7なら、

  • C
  • E
  • G
  • B

がコードトーンです。

Dm7なら、

  • D
  • F
  • A
  • C

がコードトーンです。

コードトーンを意識できるようになると、伴奏だけでなくアドリブにも役立ちます。

なぜなら、コードトーンを中心に弾くことで、今鳴っているコードに合ったフレーズを作りやすくなるからです。

ジャズのアドリブでは、スケールだけでなく、コードトーンを意識することがとても重要です。

まずはコードを押さえながら、その中にどんな音が含まれているのかを少しずつ確認してみましょう。

スケールは覚えたのにアドリブで使えないと感じている方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

関連記事:スケール練習してるのにアドリブが上達しない理由

コードスケールとの関係を知っておく

コードトーンに慣れてきたら、コードスケールとの関係も少しずつ確認していきましょう。

コードスケールとは、そのコードの上で使いやすいスケールのことです。

たとえば、

  • Dm7に対してDドリアン
  • G7に対してGミクソリディアン
  • Cmaj7に対してCアイオニアン

のように考えることがあります。

ただし、初心者の段階で最初からモードを細かく覚えようとすると、かなり大変です。

まずは、コードトーンを中心に考えるだけでも十分です。

スケールはその周りにある音として、少しずつ整理していきましょう。

スケールやペンタトニックをアドリブにどう活かすかを整理したい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

関連記事:【完全保存版】ペンタトニック徹底まとめ


コードワークで伴奏力を高める

コードワークとは、コードを使った伴奏の技術全般のことです。

同じコード進行でも、

  • 4分音符で刻む
  • 2拍目と4拍目を強調する
  • 休符を入れる
  • コードを短く切る
  • スウィング感を出す
  • ベースラインと組み合わせる

などで、演奏の印象は大きく変わります。

ジャズギターでは、ただコードを押さえるだけではなく、リズムや音の長さも大切です。

特にセッションでは、他の楽器の音を聴きながら、音数を調整することも必要になります。

コードフォームを覚えたら、次はリズムを変えながら練習してみましょう。

ii-V-Iやコードトーンを実践で使えるようにしたい方へ

ii-V-I進行やコードトーンは、ジャズギターの土台になる大切な考え方です。

ただし、独学では「理論は分かったけど、実際に曲で使えない」という悩みが出やすい部分でもあります。

横山貢介ギター教室では、初心者の方にも分かりやすく、

  • ii-V-I進行の弾き方
  • ジャズコードの押さえ方
  • コードトーンの見つけ方
  • ボイシングの選び方
  • アドリブへのつなげ方

を実践形式でレッスンしています。

横浜・長津田・オンラインでジャズギターを基礎から学びたい方は、ぜひ一度ご相談ください。

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演奏力アップのための練習方法

ここからは、4つのコードを覚えたあとに取り組みたい練習方法を紹介します。

コードは覚えるだけではなく、実際に曲や進行の中で使っていくことが大切です。


1小節ずつコードチェンジを練習する

まずは、1小節ずつコードを変える練習をしましょう。

たとえば、

| Dm7 | G7 | Cmaj7 | Cmaj7 |

をゆっくり弾きます。

最初はテンポを上げなくて大丈夫です。

フォームが崩れないこと、音がきれいに鳴ること、次のコードへスムーズに移動できることを優先しましょう。

慣れてきたら、2拍ずつコードを変える練習にも挑戦してみてください。


5弦・6弦の音名を覚える

ジャズギターでは、5弦と6弦の音名を覚えておくと非常に便利です。

なぜなら、多くのコードフォームは5弦ルート、6弦ルートで考えることが多いからです。

たとえば、Cmaj7を探すときに、6弦8フレットがC、5弦3フレットがCだと分かっていれば、フォームを見つけやすくなります。

コード表を丸暗記するよりも、ルート音の位置を理解した方が、他のキーにも応用しやすくなります。

最初はC、F、G、D、Aあたりから少しずつ覚えていきましょう。

コードの響きを耳で覚える

コードは、形だけでなく響きでも覚えることが大切です。

maj7は明るく柔らかい響き。
m7は落ち着いた響き。
7thは緊張感のある響き。
m7♭5は不安定で暗い響き。

この違いを耳で感じられるようになると、曲を聴いたときにもコードの雰囲気をつかみやすくなります。

練習するときは、ただ押さえるだけでなく、1つずつ音を聴き比べてみましょう。


簡単なジャズスタンダードで使ってみる

4つのコードを覚えたら、簡単なジャズスタンダードやボサノバの曲で使ってみましょう。

実際の曲の中で弾くことで、コードの役割が分かりやすくなります。

最初は難しい曲を選ぶ必要はありません。

ゆっくりしたテンポの曲や、コード進行がシンプルな曲から始めるのがおすすめです。

「コードを覚える」だけでなく、「曲の中で使う」ことで、ジャズギターの楽しさが見えてきます。

初心者に最適でセッションで頻繁に取り上げられる

スタンダード曲のコードやメロディの詳しい情報が載っています↓


まとめ|ジャズギター初心者はまず4つのコードから覚えよう

ジャズギター初心者の方が最初に覚えるべきコードは、まず次の4種類です。

  • maj7
  • m7
  • 7th
  • m7♭5

この4つを覚えることで、ジャズでよく使われるコード進行がかなり理解しやすくなります。

特に、

Dm7 → G7 → Cmaj7

のようなii-V-I進行は、ジャズギターの基本です。

また、マイナーキーでは、

Bm7♭5 → E7 → Am

のようにm7♭5も登場します。

最初からすべてのコードやテンションを覚える必要はありません。

まずは基本の4種類をゆっくり覚え、5弦・6弦のルート音、コードトーン、ボイシング、リズムの練習へ少しずつ広げていきましょう。

コードが分かってくると、ジャズギターの伴奏やアドリブはもっと楽しくなります。

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レッスンでは、

  • ジャズギターの基本コード
  • 3ノートボイシング
  • ii-V-I進行
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