Just the Two of Usのアドリブ練習法|ペンタからオルタードまで実践解説

just the two of us攻略 アドリブレッスン

「Just the Two of Usでアドリブしてみたいけれど、何を弾けばよいか分からない」

「Fマイナーペンタだけでも弾けるけれど、いつも同じようなフレーズになってしまう」

「コードトーンやオルタードを使って、もう少しジャズらしく演奏したい」

このように感じていませんか?

Just the Two of Usは、ソウル、R&B、フュージョン、ジャズなど幅広いジャンルで演奏される人気曲です。

コード進行にはダイアトニック以外のコードも含まれていますが、Fマイナーペンタトニックを中心に考えると、比較的取り組みやすくなります。

しかし、ペンタトニックだけを弾き続けると、

  • フレーズがワンパターンになる
  • コードチェンジが表現できない
  • 音域が狭くなる
  • リズムやニュアンスが単調になる

という悩みが出やすくなります。

そこで今回は、Fマイナーペンタトニックを基本にしながら、

  • 9thを加えたフレーズ
  • コードトーンだけで作るフレーズ
  • ハーモニックマイナーを使ったフレーズ
  • C7で使うオルタードフレーズ
  • 裏コードを意識したアプローチ
  • 休符や3連符を使ったリズム変化

を取り入れた実践的なアドリブ例を解説します。

制作した譜面とフレーズを使いながら、どの音を選び、どのようにコードへつなげているのかを確認していきましょう。


Just the Two of UsはFマイナーペンタだけでも弾ける?

マイナーペンタトニックの形や、ジャズ・ブルースでの使い方を基礎から確認したい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

Just the Two of Usのコード進行にはダイアトニック外のコードも含まれます。

それでも、Fマイナーペンタトニックを中心に演奏すると、曲全体の雰囲気に合わせやすくなります。

Fマイナーペンタトニックの構成音は、

F・A♭・B♭・C・E♭

です。

この5音だけでも、曲の落ち着いた雰囲気やブルージーなニュアンスを表現できます。

特に、

  • ペース配分
  • 音数の調整
  • 音域の変化
  • コール&レスポンス
  • 休符の使い方

を意識すると、Fマイナーペンタだけでも十分に音楽的なアドリブになります。

ただし、ペンタトニックだけではコードごとの色が出にくい場面もあります。

そこで、コードトーンやテンションを少しずつ加えていきます。


ペンタトニックだけで終わらせない理由

Fマイナーペンタトニックは非常に使いやすいスケールです。

しかし、すべての小節で同じポジション、同じリズム、同じ音数を使うと、フレーズが単調になります。

そこで、ペンタトニックを土台にしながら、

  • 9thを加える
  • コードトーンへ着地する
  • 3連符を使う
  • 休符を入れる
  • オルタードを加える
  • コードの変わり目を近い音でつなぐ

といった工夫を取り入れます。

重要なのは、新しいスケールをたくさん暗記することではありません。

今使っているペンタトニックに、必要な音を少しだけ加えることです。


フレーズ例1|Fマイナーペンタ+9th

最初のフレーズは、Fマイナーペンタトニックに9thを加えた例です。

Fマイナーペンタトニックの基本音に加えて、Gの音を入れています。

Fをルートとして見ると、Gは9thです。

この9thが入るだけで、ペンタトニックだけのフレーズよりも少し洗練された響きになります。

9thを入れる効果

9thには、

  • おしゃれな響きを加える
  • ペンタトニックの単調さを減らす
  • メロディックな動きを作る

という効果があります。

すべてのフレーズで使う必要はありません。

ペンタトニックの途中に1音加えるだけでも十分です。


休符と音の長さにも注目する

このフレーズでは、音の選び方だけでなく、休符や音の長さも重要です。

同じ音列でも、すべてを均等な8分音符で弾くと練習のように聞こえやすくなります。

そこで、

  • 音を長く伸ばす
  • フレーズの途中で休む
  • 裏拍から入る
  • 次の小節へまたいで弾く

といった工夫を加えます。

アドリブでは、何を弾くかだけでなく、どこで弾かないかも大切です。


このフレーズを練習する手順

まずは譜面どおりに弾きます。

その後、次のように変化させてみましょう。

  1. 最後の音だけ変える
  2. 9thを入れる場所を変える
  3. 休符の位置を変える
  4. フレーズを1オクターブ上へ移す
  5. 同じ音列を3連符で弾く

譜面をそのまま覚えるだけでなく、少しずつ自分のフレーズへ変えることが大切です。


フレーズ例2|コードトーンだけで作る

mimaj7とは?コードトーンの仕組みと使い道を基礎から解説【ジャズギター】

次のフレーズは、コードトーンだけを使った例です。

コードトーンとは、そのコードを構成している音です。

たとえばFm7なら、

F・A♭・C・E♭

です。

コードトーンだけでも、音の順番とリズムを工夫すれば、十分に音楽的なフレーズを作れます。


コードトーンを上下するだけでもよい

今回のフレーズでは、コードトーンを下降、または上行させています。

難しいスケールを使っているわけではありません。

重要なのは、

  • コードの変わり目を近い音でつなぐ
  • 同じリズムモチーフを繰り返す
  • 音域を少しずつ変える
  • 次のコードトーンへ自然に着地する

ことです。

コードトーンを覚えたら、まずは順番に弾くだけでも構いません。

その後、リズムや音の順番を変えていきましょう。


コードの変わり目は近い音で接続する

コードが変わるたびに指板上を大きく移動すると、フレーズが不自然になりやすいです。

現在の音から、次のコードで使える最も近い音へ移動すると、滑らかにつながります。

たとえば、

  • 現在のコードの7度から次のコードの3度へ進む
  • 半音で次のコードトーンへ移動する
  • 同じ音を次のコードでも共通音として残す

といった方法があります。

この考え方を身につけると、コード進行を追いながらも歌うようなフレーズを作れるようになります。


フレーズ例3|ハーモニックマイナーを使う

次のフレーズでは、Fハーモニックマイナーの響きを使っています。

ただし、ハーモニックマイナースケールを最初から最後まで上下しているわけではありません。

C7上でコードトーンを意識した結果、Fハーモニックマイナーの響きになっています。


C7でFハーモニックマイナーを使う理由

C7は、Fmへ解決するドミナントコードです。

FマイナーのV7にあたるため、Fハーモニックマイナーを使うと、C7からFmへの解決感を強く出せます。

Fハーモニックマイナーの構成音は、

F・G・A♭・B♭・C・D♭・E

です。

C7上では、

  • C:ルート
  • E:3度
  • G:5度
  • B♭:♭7

といったコードトーンを含みます。

つまり、Fハーモニックマイナーを使うと、C7のコード感を保ちながらFmへ解決できます。


スケールを丸暗記しなくても使える

ハーモニックマイナーを覚えるとき、スケールフォーム全体を暗記しようとすると難しく感じます。

まずは、

  • C7の3度であるE
  • Fmへ解決するF
  • C7の♭9であるD♭

など、特徴的な音を少しずつ使うだけでも構いません。

コードトーンを中心に考え、必要なテンションを加えると整理しやすくなります。


フレーズ例4|C7でオルタードを使う

次は、C7上でオルタードを使ったフレーズです。

オルタードは、ドミナント7thコードに強い緊張感を加えるスケールです。

Just the Two of Usでは、C7からFmへ解決するため、C7でオルタードを使いやすくなります。


オルタードは解決先のあるドミナントで使う

オルタードは、どのコードでも自由に使うものではありません。

基本的には、次のコードへ解決するドミナント7thで使います。

今回の場合は、

C7 → Fm7

です。

C7で緊張感を作り、Fm7のコードトーンへ解決します。

オルタードを弾いたまま終わるのではなく、解決先まで含めて練習しましょう。


2拍しかない場合の考え方

コードが短い場合、長いオルタードフレーズを入れるのは難しいです。

そこで、短い音型やトライアドを使います。

たとえば、

  • 3〜4音の短いフレーズ
  • 裏コードのトライアド
  • 半音で解決する音型
  • 3連符の短いパターン

などが使いやすいです。

短いフレーズでも、次のコードへしっかり解決すれば、オルタードらしい効果を出せます。


フレーズ例5|裏コードを意識する

裏コードとは?ジャズギターでの使い方を基礎から解説【伴奏・アドリブ対応】

C7上で、裏コードを意識したフレーズも使用できます。

C7の裏コードはG♭7です。

ドミナント7thコードは、3度と7度を共有する裏コードへ置き換えることができます。

C7 ⇔ G♭7

この関係を使うと、半音進行の多いジャズらしいフレーズを作りやすくなります。


裏コードのトライアドを使う

コード全体を難しく考える必要はありません。

まずは、裏コード上のトライアドを使います。

トライアドは3音だけなので、短いコードチェンジの中でも使いやすいです。

ただし、裏コードのフレーズを弾くだけで終わらず、Fm7のコードトーンへ解決させます。

裏コードで緊張感
↓
Fm7のコードトーンへ解決

この流れが重要です。


フレーズ例6|E♭m7からA♭7までコードを意識する

Fマイナーペンタトニックは、E♭m7やA♭7でも使えます。

ただし、ペンタトニックだけを使うとコードチェンジが分かりにくくなることがあります。

そこで、今回のフレーズではE♭m7とA♭7のコードトーンも意識しています。

その結果、最後までコード感を保った演奏になります。


C7ではBm7♭5のコードトーンも使える

C7上でBm7♭5のコードトーンを使用すると、結果としてオルタード的なテンションを含むフレーズになります。

Bm7♭5の構成音は、

B・D・F・A

です。

これをC7から見ると、緊張感のある音が含まれます。

複雑なオルタードスケールを最初からすべて覚えなくても、使いやすいコードトーンの形からアプローチできます。


Just the Two of Usで重要なリズムの考え方

今回のフレーズは、音使いだけでなくリズムにも注目してください。

特に、

  • 3連符
  • 休符
  • 同じリズムの繰り返し
  • 音を伸ばす
  • 小節線をまたぐ
  • 裏拍から始める

といった要素を使用しています。

どれだけ良い音を選んでも、すべて同じ長さで弾くと単調になります。

ペンタトニック中心の演奏でも、リズムを変えるだけで印象は大きく変わります。


コール&レスポンスを意識する

Just the Two of Usのような落ち着いた曲では、長く弾き続けるよりも、短いフレーズを会話のように配置すると自然です。

たとえば、

短いフレーズ
↓
休符
↓
少し高い音域で返答

という流れです。

このように、問いかけと返答を意識すると、フレーズにまとまりが生まれます。


フレーズを自分のアドリブへ取り入れる練習法

譜面をそのまま覚えるだけでは、自分のアドリブにはなりにくいです。

次の順番で練習してみましょう。

ステップ1:フレーズを分析する

どのコードで、どの音を使っているかを確認します。

  • ペンタトニック
  • コードトーン
  • 9th
  • ハーモニックマイナー
  • オルタード
  • 裏コード

のどれを使っているかを整理しましょう。

ステップ2:譜面どおりに弾く

まずはテンポを落とし、音の長さ、休符、3連符も含めて正確に弾きます。

ステップ3:前後を自分のフレーズにする

今回のフレーズの前後を、自分のアドリブでつなぎます。

すべてをコピーする必要はありません。

1〜2小節だけ借りても構いません。

ステップ4:ポジションやリズムを変える

同じ考え方を使いながら、

  • 1オクターブ上で弾く
  • 音の順番を変える
  • 3連符を8分音符にする
  • 休符を増やす
  • 着地音を変える

といった変化を加えます。

ここまでできると、そのフレーズは自分のボキャブラリーになります。


Just the Two of Usのアドリブで悩んでいる方へ

「Fマイナーペンタは使えるけれど、同じフレーズばかりになる」

「コードトーンを覚えても、曲の中でつなげられない」

「オルタードや裏コードを勉強したけれど、どこで使うのか分からない」

「譜面どおりには弾けても、自分のアドリブにならない」

このような悩みは、独学でアドリブを練習している方によくあります。

横山貢介ギター教室では、横浜・長津田・オンラインで、実際の曲と制作譜面を使ったレッスンを行っています。

レッスンでは、

  • ペンタトニックの使い方
  • コードトーンのつなぎ方
  • テンションの加え方
  • ハーモニックマイナー
  • オルタード
  • 裏コード
  • リズムと休符
  • フレーズを自分の演奏へ変える方法

などを、一人ひとりのレベルに合わせて解説します。

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まとめ|ペンタを土台に少しずつ音を加えよう

Just the Two of Usは、Fマイナーペンタトニックを中心に演奏できます。

まずはペンタトニックだけで、

  • リズム
  • 休符
  • 音域
  • 音の長さ
  • コール&レスポンス

を意識して演奏してみてください。

そのうえで、

  • 9th
  • コードトーン
  • ハーモニックマイナー
  • オルタード
  • 裏コード

を少しずつ加えていきます。

大切なのは、難しいスケールをたくさん使うことではありません。

「スケールを覚えるだけではアドリブにならない

曲の雰囲気を保ちながら、必要な場所でコード感や緊張感を加えることです。

まずは気に入ったフレーズを1つ選び、譜面どおりに弾いたあと、リズムやポジションを変えて自分のアドリブへ取り入れてみてください。

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