「リズムチェンジという言葉を聞いたけれど、どんなコード進行か分からない」
「2拍ごとにコードが変わるため、アドリブで何を弾けばよいか迷ってしまう」
「コードトーンを追うだけになり、自由なフレーズが作れない」
このように感じていませんか?
リズムチェンジは、ジャズを学ぶうえで避けて通れない定番コード進行のひとつです。
多くのジャズミュージシャンが、コードトーン、ii-V-I、ドミナントコード、ビバップフレーズ、リズムの練習材料としてリズムチェンジを活用しています。
一方で、Aセクションでは2拍ごとにコードが変わり、速いテンポで演奏されることも多いため、初心者には難しく感じやすい進行です。
コードを1つずつ丁寧に追いかけようとすると、
- 小節線を越えたフレーズが作れない
- コードトーンを弾くだけで終わる
- 音を長く伸ばせない
- 毎回似たようなソロになる
という悩みが出てきます。
そこでこの記事では、リズムチェンジの基本構造とコード進行を分析したうえで、コード進行を大きく捉えて自由にアドリブする練習方法まで解説します。
コードごとの細かい演奏と、大きな流れを意識した演奏の両方を身につけていきましょう。
リズムチェンジ(Rhythm Changes)とは?
リズムチェンジとは、ジョージ・ガーシュウィン作曲の「I Got Rhythm」のコード進行をもとにしたジャズの定番形式です。
「Rhythm Changes」という名称は、「I Got Rhythm」の“Rhythm”に由来しています。
このコード進行を土台として、数多くのジャズ曲が作られてきました。
代表的な曲には、
- Oleo
- Anthropology
- Moose the Mooche
- Dexterity
- Rhythm-a-Ning
などがあります。
メロディや一部のコード進行は曲によって異なりますが、基本的な構成やハーモニーには共通点があります。
そのため、リズムチェンジを練習すると、1曲だけでなく多くのジャズスタンダードに応用できます。
「循環コード」とリズムチェンジの違い
リズムチェンジのAセクションでは、I-VI-II-Vのような循環進行がよく使われます。
そのため、日本ではリズムチェンジを「循環コード」と呼ぶこともあります。
ただし、厳密には少し意味が異なります。
循環コードは、一般的にI-VI-II-Vなどの循環するコード進行そのものを指します。
一方、リズムチェンジは、
- Aセクションの循環進行
- Bセクションのドミナント進行
- AABA形式
を含めた曲全体の構造を指すことが一般的です。
初心者の方は、
- Aセクションは循環進行が中心
- Bセクションはドミナント7thが連続する
- 全体はAABA形式
と覚えておくと分かりやすいです。
リズムチェンジは32小節のAABA形式
リズムチェンジは、一般的に32小節のAABA形式で演奏されます。
Aセクション:8小節
Aセクション:8小節
Bセクション:8小節
Aセクション:8小節
合計32小節です。
Aセクションでは、主にB♭メジャーを中心とした循環進行が使われます。
Bセクションでは、D7、G7、C7、F7というドミナントコードの連続が登場します。
AセクションとBセクションでは性格がかなり異なるため、まずは別々に練習するのがおすすめです。
リズムチェンジのAセクションを分析しよう

リズムチェンジは、B♭メジャーで演奏されることが多いです。
代表的なAセクション前半のコード進行は、次のようになります。
B♭maj7 → G7 → Cm7 → F7
Dm7 → G7 → Cm7 → F7
度数で表すと、
I → VI7 → IIm7 → V7
IIIm7 → VI7 → IIm7 → V7
簡略化して、
1 → 6 → 2 → 5
3 → 6 → 2 → 5
と考えることもできます。
Aセクション前半はI-VI-II-Vが基本

最初の重要な流れは、
B♭maj7 → G7 → Cm7 → F7
です。
度数では、
I → VI7 → IIm7 → V7
となります。
G7はB♭メジャーのダイアトニックコードではありませんが、次のCm7へ進むためのセカンダリードミナントとして考えられます。
つまり、
G7 → Cm7
は、Cm7へ向かうドミナント進行です。
さらに、
Cm7 → F7 → B♭maj7
は、B♭メジャーのii-V-Iです。
リズムチェンジのAセクションには、循環進行とii-V-Iの考え方が組み合わされています。
Aセクション後半はE♭へのii-V-Iとしても見られる
Aセクション後半には、いくつかのコード進行のバリエーションがあります。
代表的な例として、
Fm7 → B♭7 → E♭maj7 → E♭m7
Dm7 → G7 → Cm7 → F7
という進行があります。
この中の、
Fm7 → B♭7 → E♭maj7
は、E♭メジャーへのii-V-Iとして考えられます。
B♭メジャーを基準にすると、
Vm7 → I7 → IVmaj7
のように見えます。
一方、E♭メジャーへ一時的に転調したと考えると、
IIm7 → V7 → Imaj7
です。
ii-V-Iフレーズを使いたい場合は、E♭メジャーのii-V-Iとして考えた方が演奏しやすいことがあります。
コード進行は、必ずしも1つの見方だけで分析する必要はありません。
実際のアドリブでは、どの見方がフレーズを作りやすいかも大切です。
maj7・m7・7th・m7♭5など、ジャズでよく使う基本コードから確認したい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
関連記事:ジャズギター初心者が覚えるべき4つのコード
リズムチェンジのBセクションを分析しよう

次にBセクションを見てみましょう。
Bセクションは「ブリッジ」と呼ばれることもあります。
代表的なコード進行は、
D7 → G7 → C7 → F7
です。
それぞれのコードを2小節ずつ演奏し、最後のF7からAセクション最初のB♭maj7へ解決します。
D7 → G7 → C7 → F7 → B♭maj7
Bセクションは4度進行でできている
ルートの動きを見ると、
D → G → C → F → B♭
となっています。
すべて4度上へ進む流れです。
Bセクションを覚えるときは、コードネームを個別に暗記するよりも、
ドミナント7thが4度ずつ進み、最後にB♭へ解決する
と覚えると分かりやすくなります。
Bセクションは3度と7度を中心に練習する
D7、G7、C7、F7をすべてスケールで処理しようとすると、初心者には難しく感じやすいです。
まずは各コードの、
- ルート
- 3度
- 7度
を確認しましょう。
たとえばD7なら、
- 3度:F♯
- 7度:C
です。
G7なら、
- 3度:B
- 7度:F
です。
3度と7度を近い場所でつなぐと、コードチェンジを少ない動きで表現できます。
このような音を、ガイドトーンと呼びます。
なぜリズムチェンジのアドリブは難しいのか
リズムチェンジのAセクションでは、2拍ごとにコードが変わることがあります。
さらに、セッションでは速いテンポで演奏されることも珍しくありません。
この状況で、すべてのコードに対して丁寧にコードトーンを弾こうとすると、演奏に余裕がなくなります。
結果として、
- 2拍ごとにフレーズが切れる
- 小節線を越えられない
- 音を長く伸ばせない
- コードを追うことが目的になる
- 似たフレーズばかりになる
という状態になりやすいです。
もちろん、コードトーンをつなぐ練習は必要です。
ただし、それだけでは自由なアドリブにつながりにくいこともあります。
そこで、コードトーンの練習と並行して、コード進行を大きく簡略化して考える練習も取り入れます。
Aセクションを大きく捉えて演奏する方法
ここからは、リズムチェンジのAセクションを大きく捉える練習方法を紹介します。
重要なのは、実際に鳴っているコード進行を変更するわけではないということです。
伴奏では元のコード進行が鳴っています。
その上で、アドリブする側が一時的に進行を大きく捉え、演奏の自由度を上げる練習です。
方法1:B♭メジャーを中心に演奏する
Aセクションは、全体としてB♭メジャーから大きく外れない部分が多いです。
そこで、最初はB♭メジャースケールやB♭メジャーペンタトニックを中心に演奏してみます。
コードが変わるたびにスケールを切り替えるのではなく、B♭メジャーという大きな枠の中で、
- 音を長く伸ばす
- 休符を入れる
- 小節線を越えて弾く
- 同じモチーフを繰り返す
- リズムを変化させる
ことを意識します。
ただし、G7などにはB♭メジャースケールに含まれない音もあります。
そのため、すべてのコードに完全に対応できるわけではありません。
最初は大きくB♭メジャーで捉え、慣れてきたらG7の3度であるBなど、特徴的なコードトーンを加えていきましょう。
方法2:5・6小節目だけE♭メジャーへ切り替える
Aセクション後半に、
Fm7 → B♭7 → E♭maj7
という進行が出てくる場合は、ここだけE♭メジャーとして考える方法があります。
つまり、
- 前半はB♭メジャー
- E♭へのii-V-I部分はE♭メジャー
- その後はB♭メジャーへ戻る
と大きく切り替えます。
コードごとに細かくスケールを変更するのではなく、キーのまとまりごとに考える方法です。
この考え方を使うと、進行の中でフレーズを長くつなぎやすくなります。
最初は、
B♭メジャー
↓
E♭メジャー
↓
B♭メジャー
という大きな流れだけを意識してみましょう。
方法3:B♭メジャーペンタを中心に演奏する
B♭メジャーペンタトニックの構成音は、
B♭・C・D・F・G
です。
音数が少ないため、メジャースケールよりもフレーズを整理しやすいというメリットがあります。
最初は、B♭メジャーペンタトニックだけを使って、
- 3音だけでフレーズを作る
- 同じ音を繰り返す
- 2小節単位でフレーズを作る
- 音を長く伸ばす
- 休符を入れる
という練習をしてみてください。
コード進行に追われる感覚が減り、リズムやニュアンスを意識しやすくなります。
メジャーペンタトニックスケールの形や、マイナーペンタとの違いを基礎から確認したい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
関連記事:メジャーペンタトニックスケールとは?覚え方と練習方法
方法4:B♭マイナーペンタでブルースらしく演奏する
Aセクションでは、B♭マイナーペンタトニックを使って、ブルースらしく演奏する方法もあります。
B♭マイナーペンタトニックの構成音は、
B♭・D♭・E♭・F・A♭
です。
B♭メジャーのコード進行に対してマイナーペンタトニックを使うことで、メジャーとマイナーが混ざったブルース特有の響きになります。
ただし、すべての音がすべてのコードに同じように合うわけではありません。
最初は短いフレーズを弾き、耳で響きを確認しましょう。
慣れてきたら、
- B♭メジャーペンタ
- B♭マイナーペンタ
を使い分けると、表現の幅が広がります。
メジャー・マイナーペンタの使い分けや、ブルース・ジャズへの応用を詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
関連記事:【完全保存版】ペンタトニック徹底まとめ
コード進行を簡略化して考える練習法
次に、Aセクションのコード進行そのものを、演奏時にシンプルに想定する方法を紹介します。
繰り返しになりますが、実際の伴奏では元のコード進行が鳴っています。
ここではアドリブを自由にするため、頭の中で大きく整理して考えます。
簡略化パターン1:1小節に1つのコードとして考える
元のAセクションでは、2拍ごとにコードが変わります。
これを練習段階では、1小節に1つのコードとして考えてみます。
たとえば、元の進行を度数で、
1・6・2・5・3・6・2・5
と捉えます。

2拍ごとのコードを細かく追うのではなく、1小節ごとに大きなコードの流れを想定します。
これにより、
- 音を長く伸ばしやすくなる
- 小節線を越えやすくなる
- コードチェンジに翻弄されにくくなる
- リズムに余裕が生まれる
という効果が期待できます。
テンポが速い場合には特に有効です。
簡略化パターン2:IとVを中心に考える
さらにシンプルに、AセクションをB♭メジャーのIとVを中心に捉える方法もあります。
つまり、
B♭maj7とF7を中心に演奏する
という考え方です。
5・6小節目にE♭メジャーへの動きがある場合は、
B♭メジャーのI・V
↓
E♭メジャーのV・I
↓
B♭メジャーへ戻る
と考えます。
この方法は、コード進行の細部よりも、トニックとドミナントの大きな流れを感じる練習です。
コードを正確に細かく表現する演奏とは異なりますが、長いフレーズや音を伸ばした演奏を作りやすくなります。

E♭m7はどう考えればよい?
Aセクション後半にE♭m7が登場する進行もあります。
E♭m7は、B♭メジャーの中では少し特徴的な響きを持つコードです。
余裕があれば、E♭m7のコードトーンを意識して演奏しましょう。
ただし、速いテンポで最初からすべてを処理するのが難しい場合は、練習初期では大きな流れを優先しても構いません。
その後、演奏に余裕が出てきたら、
- E♭m7のコードトーン
- A♭の音
などを少しずつ取り入れましょう。
最初から無理にすべてを表現しようとするより、段階的に情報を増やしていくことが大切です。
コードトーン練習と簡略化は両方必要
コード進行を簡略化する練習は、コードトーンの練習をしなくてよいという意味ではありません。
リズムチェンジを自由に演奏するには、次の2つを両方練習する必要があります。
細かく演奏する練習
- コードトーンを追う
- 3度と7度をつなぐ
- ii-V-Iフレーズを使う
- セカンダリードミナントを表現する
- 各コードの響きを出す
大きく演奏する練習
- B♭メジャーで大きく捉える
- ペンタトニックで音数を減らす
- 音を長く伸ばす
- 小節線を越える
- 簡略化した進行を想定する
細かくコードを表現する演奏と、大きな流れで演奏する方法を使い分けることで、アドリブに対比が生まれます。
リズムチェンジやコードトーンを基礎から学びたい方へ
リズムチェンジは、ジャズの重要な要素が多く含まれている練習材料です。
ただし、独学では、
- コード進行の分析方法が分からない
- 指板上でコードトーンが見えない
- 2拍ごとのコードチェンジに追いつけない
- ペンタトニックからコード感のある演奏へ進めない
- セッションのテンポになると現在地を見失う
という悩みが出やすい内容でもあります。
横山貢介ギター教室では、横浜・長津田・オンラインで、ジャズギター初心者の方にも分かりやすくコード進行とアドリブをレッスンしています。
コードフォームだけでなく、
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リズムチェンジ初心者におすすめの練習手順
ここからは、リズムチェンジを実際に練習する順番を紹介します。
ステップ1:コードのルートだけを弾く
まずはコード譜を見ながら、ルート音だけを弾きます。
Aセクションでは、B♭、G、C、Fなどの流れを確認します。
Bセクションでは、
D → G → C → F → B♭
という4度進行を確認しましょう。
ルートの位置が見えるようになると、コードフォームやコードトーンも探しやすくなります。
ステップ2:コード伴奏を弾く
次に、コードを弾きながら進行を耳で覚えます。
最初は3ノートボイシングなど、シンプルなコードフォームで構いません。
コードを弾きながら、
- どこで落ち着くか
- どこで緊張感が生まれるか
- Bセクションでどう進むか
- どこでAセクションへ戻るか
を確認しましょう。
コードチェンジを少ない動きで弾きたい方は、3ノートボイシングを使うと整理しやすくなります。
関連記事:ギターボイシングとは?初心者向けに3ノートボイシングの覚え方と使い方を解説
ステップ3:3度と7度をつなぐ
各コードの3度と7度を弾き、次のコードへ最短距離でつなぎます。
最初は全音符や2分音符で構いません。
1つのコードに1音だけでも、コード進行を表現できます。
この練習をすると、コードトーンを細かく弾きすぎなくても、コード感を出しやすくなります。
ステップ4:AセクションをB♭メジャーで演奏する
コードトーンの練習とは別に、Aセクション全体をB♭メジャースケールやB♭メジャーペンタで演奏します。
この段階では、すべてのコードを表現しようとしなくて大丈夫です。
- リズム
- 休符
- 音の長さ
- フレーズのまとまり
を優先しましょう。
ステップ5:E♭メジャー部分だけ切り替える
Aセクション後半のE♭へのii-V-I部分で、E♭メジャースケールやE♭メジャーペンタへ切り替えます。
最初は大きく、
B♭メジャー
↓
E♭メジャー
↓
B♭メジャー
という流れを感じるだけでも構いません。
ステップ6:B♭マイナーペンタを混ぜる
B♭メジャーペンタを中心に弾きながら、短いB♭マイナーペンタのフレーズを混ぜます。
ブルースらしいニュアンスを出す練習です。
長く弾き続けるよりも、短いフレーズとして差し込むと自然になりやすいです。
ステップ7:簡略化したコード進行で演奏する
1小節に1つのコード、またはIとVを中心にした簡略化進行を想定して演奏します。
iReal Proなどの伴奏アプリで元のコード進行を流しながら、簡略化した進行を見て練習すると分かりやすいです。
実際に鳴っているコードと、頭の中で想定しているコードが異なるため、最初は慣れが必要です。
テンポを落とし、響きを確認しながら練習しましょう。
ステップ8:原進行へ戻して特徴音を加える
簡略化した演奏に慣れたら、元のコード進行へ戻します。
そのうえで、
- G7の3度
- E♭m7の特徴音
- ii-V-Iの3度と7度
- Bセクションのドミナントコード
などを少しずつ加えていきます。
大きなフレーズの流れを崩さず、重要な場所だけコード感を強めることがポイントです。
Bセクションは個別に練習する
Aセクションを大きく捉える方法は有効ですが、BセクションはD7、G7、C7、F7というドミナント進行を個別に練習した方が分かりやすいです。
各コードで、
- ルートを弾く
- 3度へ着地する
- 7度へ着地する
- 同じモチーフを移調する
- 1つのフレーズを次のコードへつなぐ
という練習をしてみましょう。
同じ短いモチーフをD7、G7、C7、F7へ移動させる練習も効果的です。
リズムと休符を優先しよう
リズムチェンジのようにコード進行が忙しい曲では、音をたくさん弾きたくなります。
しかし、すべてのコードを8分音符で埋めようとすると、練習のような演奏になりやすいです。
最初は、
- 1小節に2〜4音だけ弾く
- 2小節単位でフレーズを作る
- 音を1小節以上伸ばす
- 同じ音を繰り返す
- 休符を入れる
という練習をしてみましょう。
簡略化した進行で練習すると、音を弾かない時間にも余裕を持ちやすくなります。
スケールを上下するだけではアドリブになりにくい
B♭メジャースケールや各コードに合うスケールを覚えることは大切です。
ただし、スケールを順番に上下するだけでは、音楽的なアドリブにはつながりにくいです。
リズムチェンジでは、
- コードトーンへ着地する
- ii-V-Iをひとつの流れとして弾く
- 音を長く伸ばす
- 小節線を越える
- リズムに変化をつける
- 短いモチーフを展開する
- AセクションとBセクションの違いを出す
ことが重要です。
スケール練習をしているのにアドリブへつながらない方は、こちらの記事も参考にしてみてください。
関連記事:スケール練習してるのにアドリブが上達しない理由
リズムチェンジを実践的に学びたい方へ
「コード進行は理解できたけれど、ギターの指板上で見えない」
「2拍ごとのコードチェンジに対応すると、フレーズが細かく途切れてしまう」
「Bセクションになると何を弾けばよいか分からない」
「ペンタトニックだけではコード感が出ない」
「セッションの速いテンポで進行を見失う」
このような悩みは、リズムチェンジを練習する多くのギタリストが経験します。
横山貢介ギター教室では、リズムチェンジを使いながら、
- A・Bセクションの分析
- コードトーンのつなぎ方
- 3度と7度のガイドトーン
- ii-V-Iフレーズ
- ペンタトニックの活用
- コード進行の簡略化
- ビバップフレーズ
- セッションで現在地を見失わない方法
などを実践的にレッスンしています。
コード進行を大きく整理してアドリブする考え方は、Giant Stepsのような難しい進行にも応用できます。
関連記事:Giant Stepsのアドリブ攻略法|ジャズギター向け簡単練習メソッド
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まとめ|細かい演奏と大きな演奏を使い分けよう
リズムチェンジは、「I Got Rhythm」のコード進行をもとにしたジャズの定番形式です。
一般的には32小節のAABA形式で演奏されます。
Aセクションでは、
- B♭メジャーの循環進行
- I-VI-II-V
- ii-V-I
- E♭メジャーへの一時的な進行
などが使われます。
Bセクションでは、
D7 → G7 → C7 → F7
というドミナントコードの4度進行が登場し、最後にB♭maj7へ解決します。
リズムチェンジを自由に演奏するには、コードトーンを細かく追う練習だけでなく、
- B♭メジャーで大きく捉える
- E♭メジャー部分だけ切り替える
- メジャーペンタを使う
- マイナーペンタでブルースらしく弾く
- 1小節に1つのコードとして考える
- IとVを中心に考える
- 音を長く伸ばす
- 小節線を越える
という練習も効果的です。
ただし、簡略化したコード進行は、原曲のコード進行を変更するものではありません。
実際には元のコード進行が鳴っているため、その上で大きな流れを想定して演奏するには練習が必要です。
まずはテンポを落とし、iReal Proなどの伴奏を流しながら、想定している進行を見て練習してみてください。
コードごとに細かく表現する演奏と、大きな流れで自由に歌う演奏を使い分けられるようになると、リズムチェンジのアドリブ表現が大きく広がります。
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